こんにちは。道具沼の住人です。
ソロキャンプ始めようと思ったとき、何を揃えたらいいかわかりませんよね?
ソロキャンプ歴も長く、道具沼っていると「ソロキャンプ始めてみたいんだけど、何を買えばいいの?」と相談を受けることがよくあります。
予算やブランドにこだわりがあったりする?
ブランドにこだわりはないけど、すぐにダメになるのは嫌かな。
キャンプを続けて行こうと思ってるし。
予算はよくわからないけど安いほうがいいな。
予算を抑えて、最終的にリュック1つにまとまる道具一式をアドバイスするね。
最初は荷物が少ないほうが管理しやすく、設営撤収も楽だよ。
慣れてきたら買い足そう!
この記事の道具は、初めてキャンプをする友人にアドバイスをするつもりで、
- 出来るだけ予算を抑えたもの
- 簡単に使えて、快適に過ごせるもの
- ある程度の耐久性があるもの
- リュック1つ(50L位)に収まるもの
- 自分や他の友人が実際に使っていて良かったもの
を基準に選んでいます。
季節は、4月~10月位(予想最低気温10℃位まで)、大雨や強風時は危ないのでキャンプを中止することを想定しています。
この記事がおすすめな人
- キャンプ初心者でどんな道具を買えばよいかわからない人
- 予算を抑えて道具を揃えたい人
- 道具をコンパクトにまとめたい人
キャンプ道具購入の参考にして下さい!
キャンプ道具一式
この写真はこれからおすすめするキャンプ道具一式です。
おすすめと同じテントはなかったので、同サイズ同型の別のテントで代用しています。
リュックは写ってないです。
①テント ②寝袋 ③マット ④テーブル ⑤チェア ⑥ランタン・ライト ⑦バーナー ⑧クッカー ⑨食器・カトラリー ⑩焚き火道具 ⑪救急セット、ゴミ袋等の小物 ⑫これらを運ぶリュックやコンテナ
キャンプ場で1泊するには、これだけのものが必要です。
設営した様子はこんな感じです。
着替え、タオル、洗面具等の生活用品は各自準備して下さい。
テント
最初は、化学繊維素材のコンパクトな自立式テントがおすすめです。
雨に強く、簡単に設営撤収でき、手入れや管理が楽です。
携帯性を考えると1人用のテントが優れていますが、内部が狭いです。
1人用テントは、居室の奥行きが80cm~100cmのものが多く、シンプルに寝る目的のため、荷物を置くスペースもあまりありません。
ソロキャンプは、1人で荷物を管理することになるので、寝る時はテント内に片付けるのが安心です。
2人用テントは、奥行き120cm~140cmになるので、ゆったりと寝ることができ、荷物も十分置けます。
重量・収納サイズが増えますが、2人用テントがおすすめです。
テント キャプテンスタッグ トレッカーアルミテント2UV UA-61
A型フレームにセンターポールを採用した形で、インナーの壁が垂直に設営されるので内部が広く使えます。
頭や足がインナーに接触することもありません。(私は身長178cmです。)
奥行きが135cmあるので寝袋を広げても、横にグランドチェアとコンパクトテーブル、リュックを置くスペースがあります。
個人的にはこの形が大好きで、同形同サイズのテントを愛用しています。
両側入り口、UVカット、フルインナー、カラー良しと欲しい機能が全部入りです。
今のテントがだめになったらこれ買います。
本体サイズ | W210cm×D225cm×H115cm |
インナーサイズ | W210cm×D135cm×H105cm |
収納サイズ | 15cm×43cm |
重量 | 2.4kg |
もっとコンパクトになるテントが欲しい人は↓↓↓
寝袋
「寝袋とマットはケチるな」とよく言われいますが、その通りなんです。
寒いと眠れないし、あまりにも気温が低いと命に関わることも!
2~3万円する性能の高い寝袋を買うと安心ですが最初から買うのはハードル高いですよね。
コスパ重視になると、中華系ブランドを狙っていくことになり、製品の当たり外れが多少なりとも発生します。
匂いがきつい物や羽毛が出やすい物に当たることもあるみたいですが、値段考えると仕方ないかなと。
真夏だけなら、安くて薄い化繊の寝袋で大丈夫です。
寝袋 QEZER 封筒型ダウンシェラフ 600FP 羽毛量450g
コスパ勝負ならこの羽毛寝袋で。
Amazonで価格は9550円、セールやクーポンで7000円くらいで買えることもあります。
頻繁な価格変動注意です。
10℃くらいまで使用できそうです。
封筒型なので足元に余裕があり、足元のジッパーを開ければ足だけ出すことも出来るので温度調節がしやすいです。
頭の部分を紐で絞ってマミータイプのように使用できます。
私が買った個体は匂いは気になりませんでしたが、最初に使ったときに服に結構羽毛が付きました。
2回目以降は、あまり抜けてない気がします。
本体サイズ | 215cm×80cm |
収納サイズ | Φ16cm×29cm |
重量 | 892g |
推奨使用温度 | 2℃~13℃ |
マット
快適な睡眠のためにマットは必要不可欠。
マットは、地面の凸凹や固さから身を守るだけでなく、冷えた冷気を防ぐ役割もあります。
私は、最初に買うならエアマットかクローズドセルマットをおすすめします。
寝心地や携帯性を考えるとエアマットが快適です。
弱点は空気漏れやパンクですが、私は一度もトラブルに遭ったことはありません。
クローズドセルマット(よくある折りたたみのマット)も迷うところですが、個人的に寝心地がいまいちなんです。
インフレーターマットは、寝心地は1番なのですが、嵩張りすぎてリュックの容量を圧迫します。
マット フィールドア ウルトラライトエアーマット
徒歩移動がメインの人は、エアマットの方が携帯性が良いです。
弱点はパンクトラブル、空気が抜けるとただのシートになってしまうこと。
このマットは、軽量コンパクトで値段もそこそこ安く、厚みも底づきしないぎりぎりでバランスが良いです。
個人的には、もう少し厚みが欲しいですが、クローズドセルマットよりは快眠できます。
入れる空気量も少なく、エアポンプ無しで、口で吹き込んでの使用も可能です。
本体サイズ | W58cm×D190cm×厚さ5cm |
収納サイズ | 22cm×10cm |
重量 | 500g |
テーブル
バーナーを使用するために金属天板がおすすめです。
料理や飲み物を地面置いて過ごすのは、快適とは言えません。
コンパクトテーブルを用意しましょう。
テーブル iClimb アルミテーブルL 天板3枚
天板が広く、バーナーも調理スペースも飲み物も料理もこれ1つでいけます。
アルミ天板で熱いものを直接おいても大丈夫。
組立解体にややコツと力が要りますが、それを上回るコスパと利便性があります。
組立サイズ | W37.5cm×D36cm×H10cm |
収納サイズ | W40cm×D14cm×T3.5cm |
重量 | 645g |
耐荷重 | 15kg |
チェア
チェアは無くても、クローズドセルマットやレジャー用座布団で代用できますが、あったほうが快適に過ごせます。
焚き火台やテーブルの高さを考慮して、地面に近い超ロースタイルのグランドチェア系をすすめています。
私は、痔主なのでチェア必要派です笑
チェア iClimb アウトドア ローチェア グランドチェア
Amazonで3000円台で買えるローチェア。
組立方式はメイフライチェアと同じです。
座面が広くゆったり座れます。
地面と座面の差は19cmですが、体重80kgの私が座ってもお尻がつくことはありません。
人気のため在庫切れと再販を繰り返しています。
見つけたら買いです!
組立サイズ | W60cm×D50cm×H50cm |
収納サイズ | 35cm×12cm×12cm |
重量 | 830g |
耐荷重 | 120kg |
ランタン・ライト
忘れがちなのがランタン・ライトです。
夜のキャンプ場は暗いところが多く、明かりなしでは作業ができません。
テント周りを照らす小型のLEDランタンと、手元を照らす作業用のライトの両方を持っていくのががおすすめです。
オイルランタンやキャンドルランタンは、使い勝手からいくと浪漫アイテムです。
かっこいいので慣れたら買いましょう!
LEDランタン soomloom 充電式2WAYタイプLEDランタン
大人気のゴールゼロのオマージュ製品です。
価格はAmazonで税込み2970円です。
小型で重量160g、懐中電灯としても使用でき、明るさもソロでは十分足ります。
マグネットのついたキャップも付属していてコスパ最高です。
充電方式は、USB TYPE-Cを差し込むタイプで、私はこちらのほうが充電しやすいです。
ゴールゼロが定価で買えないので試しに買いましたが、ブランド名にこだわりが無ければこのランタンでいいと思います。
LEDライト Panasonic LEDネックライト BF-AF10P
価格はAmazonで税込み1300円です。
重量約40g(電池含む)の首から下げるタイプのライトです。
防水あり、点灯時間は約15時間、使用電池はコイン型CR2032を2個。
ヘッドライトと違って頭を動かさずとも手元を照らし続けてくれるので作業しやすいです。
ヘッドライトを首から下げればいい?いえいえ、首から専用設計なので手元を照らす範囲が絶妙です。
読書灯としても使えます。
ランタンスタンド ダイソー ランランスタンド
調理のときランタンを設置するランタンスタンドがあったほうが便利です。
ダイソーで700円で買えます。
テーブルに挟んで設置するクランプ式で、ポールを地面に接することできるので安定します。
安くて軽いので重宝しますが、あまり重いランタンは使えません。
軽量のLEDランタンは問題ないです。
ガスバーナー
調理用熱源は、ガスバーナーが間違いありません。
そして、複数あったほうが確実です。
焚き火だけ、アルコールストーブだけだと、慣れない熱源に調理がうまくできずご飯が食べられないこともありえます。
カセットボンべ(CB缶)はコンビニでも手軽に購入できるので忘れたときも安心です。
また、安全面から大手メーカーのバーナーを買いましょう。
ガスバーナー SOTO レギュレーターストーブ ST-310
人気のCB缶のシングルバーナーです。
外気温が5℃でも安定した火力の出せるレギュレーターを搭載しています。
イワタニのジュニアコンパクトバーナーという製品が、3000円台で買えるのですが見た目のカッコ良さや、五徳の使い勝手の良さから多少の予算アップでも買って後悔はしないかなと思います。
私は、まずイワタニのジュニアコンパクトバーナーを買って、後からST-310も欲しくなって買ってしまい、結局こっちを使っていました。(現在はST-340というバーナーをメインで使ってます。)
クッカー
料理するために必要です。
お米食べずにつまみだけ作るスタイルならフライパン1つあれば十分です。
フライパン1つで作る料理本もたくさん出てます 笑
おかず+ご飯がほしい時は、ダイソーののメスティンを買って持っていきましょう。
一緒にメスティン用のコンロと固形燃料も買っても1100円です。
おすすめクッカー キャプテンスタッグ たためるミニパン16cm UH-4111
ソロキャンプで食べる物のイメージって、焼き物多くないですか?
ステーキ系、ベーコン、ウインナー、目玉焼き等これがあれば大丈夫。
フッ素加工なんで、冷凍餃子も焦げ付きません。
ちなみに袋ラーメン割らずに入り、サトウのごはんも湯煎出来ます。
ウエットティッシュで拭くだけでキレイになるので、片付けも楽です。
蓋は見た目を気にしなければ、セリアの「ステンレス雪平鍋用16cm・18cm」が使えます。
通常のフッ素加工フライパンと同じく、空焚き・金属ヘラ禁止のため、カトラリーはプラスチックやシリコンの製品を使いましょう。
フライパンから直接食べるのが難しい料理は、皿に移す必要があります。
フライパンだけでなく、他のクッカーも気になる人は↓↓↓
食器・カトラリー類 (最初は100均アイテムでOK)
最初は、全部100均でいいと思います。
シンプルなステンレス皿もあるし、箸も割り箸なら使い終わったら焚き火で燃やせますし笑
ソロキャンプだとお皿はあまり必要ないです。
コーヒーやお酒のむ人はマグカップ必須です。
キャンプ数回して欲しいの見つけたら買うのがいいです。
上の画像では、
- 割りばし
- スプーン・フォーク
- おたま
- 折りたたみナイフ
- マグカップ
- シェラカップ
100均のものです。
まな板は雑誌の付録です。
焚き火道具
「キャンプといえば焚き火」と言って過言では無いお楽しみタイムです。
ほとんどのキャンプ場が「直火禁止:直接地面で焚き火してはダメ」で、焚き火をするには焚き火台の使用を求められます。
特に芝生のサイトでは、火の熱が芝生を痛めるので注意が必要です。
焚き火をするのに必要なものは、
- 焚き火台
- 焚き火シート
- 火ばさみ
- 手袋
- 薪用ナイフ
- 火吹き棒
- 着火用熱源
があれば大丈夫です。
焚き火台・焚き火シート
「ピコグリル398」という、芸能人のヒロシさんが使っていて有名になった焚き火台があります。
軽量コンパクトで市販の薪(35~40cm)をそのまま乗せることができる便利な焚き火台です。
非常に使いやすく、最初の焚き火台に大変おすすめですが、価格は14000円と高額です。
現在は、他社から同型の後発製品やオマージュ製品が数多く出ており、価格も低価格ですのでそちらがおすすめです。
焚き火台を使っていても、火の粉や燃えカスが地面に落ちます。
燃えカスを後始末するためとサイト保護のために、焚き火シートを焚き火台の下に敷くようにしましょう。
焚き火台 CARBABY 焚き火台
価格は約2000円です。
問題なく使えますので、これで十分です。
焚き火シート NBUECA 焚き火シート
Amazonで1000円位で買えます。
材質がガラス繊維のシートは、細かなガラスが手に刺さりチクチクする製品もありますが、これは大丈夫。
ただし、使って劣化したり、水洗いしたりすると表面から繊維が浮いてきて刺さるようになるので注意しましょう。
消耗品と思って使いましょう。
焚き火小物類
火を扱うので素手ではやけどしますので、手袋と火ばさみが必要です。
特に手袋は、熱いクッカーを持ったり、ナイフやハンマーを使用するときの怪我防止にも役立ちます。
100均やホームセンターで買える500円くらいの物で良いので、革製の手袋を用意しましょう。
焚き火しない場合も軍手は持っていきましょう。
革手袋があれば、火ばさみが短い物でもやけどの危険性が下がります。
火吹き棒は炎の調整に必須です。100均の物で十分役目は果たします。
手袋 バンドック アウトドアグローブ BD-475
安くて使い勝手が良いのでこれを愛用しています。
価格は1500円弱です。
火ばさみ キャプテンスタッグ たためるステンレストング UG-3293
製品としてはトングですが、火ばさみとして使用しています。
折りたためてコンパクト、薪の燃えカスをイジるには十分です。
価格は1000円弱です。
着火用熱源 ファイヤーライターズ マッチ型着火剤
マッチのように着火剤の頭を箱の側面にこすりつけて着火します。
着火後8分は燃焼するので太めの薪にも火が付きます。
苦労して点火を楽しむのも焚き火の醍醐味ですが、時短かつ楽すぎてつい頼ることに。
これがあれば、ナイフがなくても市販の薪と戦えます。
手袋・火ばさみ・火吹き棒
ナイフ
キャンプ場で販売している薪や市販の薪を使用する場合は、薪のサイズが指定できません。
30cm~40cmのやや太い薪のこともよくあり、太い薪はなかなか着火しません。
ナイフで薪割りをして細い薪を作ったり、細い巻きを削り着火しやすいフェザースティックを作るときに必要になります。
着火剤があれば無くてもなんとかなります。
ナイフ モーラナイフ コンパニオン ヘビーデューティ(ステンレス)
価格は3000円弱です。
食材と薪の共用でナイフを使用することに抵抗がなければ、これ1本で大丈夫です。
フルタング(ハンドルまで刃体が貫通している物)ではありませんが、強度は十分あります。
このナイフを薪割り(バトニング)しながら2年ぐらい使いましたが問題ありませんでした。
最初の1本に最適です。
ハンマー
この記事でおすすめしたテントではハンマー無くてもなんとかなりますが(足とか石とか使って対処)、あったほうが快適です。
地面が硬い場所や、タープ等を使いたい時は必須です。
ハンマー CARBABY ステンレス合金ハンマー
有名メーカーMSRと同型のハンマーです。
価格はAmazonで2180円。本家の3分の1くらいでしょうか。
私は、3年くらい使ってますが、問題なく使えています。
ヘッドがステンレスで、持ち手はアルミニウムです。
サイズ 9cm×30.5cm 重量 300g
その他小物類
その他必要な小物として
- 救急セット
- ゴミ袋
- ウエットティッシュ
救急セット
私は、ポーチに
- 絆創膏
- ガーゼ
- 消毒用アルコール
- ポイズンリムーバー(虫刺されの毒を吸うやつ)
- 虫刺され用塗り薬
- 頭痛薬
- 下痢止めの薬
を入れています。
リュック・コンテナ類
道具を一式揃えても、収納して運ぶ物がないと移動出来ません。
この記事でおすすめした道具は、出来るだけコンパクトにしたので、リュック1つにまとめられると思います。
車移動の人は、ボックスタイプにまとめるのもありです。
スーツケースやキャリーバッグを元々持ってる人は流用出来ます。
アウトドア使用すると汚れるので、泥だらけで出張や旅行は厳しいですが・・・・
リュック マーディングトップ ミリタリー バックパック 50l
Amazonで9000円弱です。
私はメインで使ってます。
サイズ W29cm×D23cm×H72cm 重量 1.77kg 容量50l
マットやテントも外付けでき、ソロキャンプには十分な容量です。
メインポケットがフルオープンできるので荷物の出し入れが楽です。
ここで紹介した道具入れても、まだ余裕があります。(テントは外付け)
まとめ
ソロキャンプに道具ゼロからスタートで行こうとすると結構な金額になりますね。
出来るだけ1リュックで低予算になるよう考慮しましたが、リュック込みで65000円位になってしまいました。
重量は、リュック入れて約12kgになるので、徒歩の人はギリギリかもしれません。
軽量でコンパクトになる方が価格が上がる傾向になりますので、もう少しお金出せばマットやテントを軽量なものに変更できます。
車移動の人は、駐車場からサイトまでの移動くらいなので余裕です。
ソロキャンプを数人で行うソログルキャンプのときには、サイト横に駐車出来ないこと結構あります。
ソロキャンプには、自然の中でリフレッシュしたり、一人の時間を楽しんだり、時には友人と交流したり、お金では買えない楽しみがあります。
まずはお金で買える道具を手に入れて、(道具沼への)第一歩を踏み出しましょう。